さる11月25日（土）14時から16時10分まで、本学2号館3階視聴覚室にて、キャリア育成学科中畑裕之教授による公開講座が開かれました。

　これは令和5年度高田短期大学公開講座【講座1】として実施されたものです。

　本講座では、テーマを「戦後三重の経済産業小史－第2次世界大戦後から現在まで－」とし、第2次世界大戦後の復興から高度経済成長、伊勢湾台風、公害、バブル経済崩壊・リーマンショック・コロナショック、その中での先端産業の立地や観光の動きなど、戦後三重の経済、産業の変歩みを振り返りました。

　また、今は非常に不透明で不確実な時代で、そのなかでも三重県の経済構造は景気に左右されやすい特徴があること、今後、三重県内で製造業の企業誘致は困難かもしれないが、大規模商業施設の誕生など新しい動きもあること、三重県内においてもグローバル化はますます進むため、私たちは多様な価値観を受容するよう努めなければならないこと、などが指摘されました。

　受講者の皆様も、熱心にメモをお取りになるなど、身近な問題として興味を持っていただいたようでした。