10月28日（土）13時30分から15時まで、本学2号館2階大講義室にて、子ども学科大野照文特任教授による公開講座「人の知恵の進化」（好奇心講座その2）を実施しました。
 　はるか昔、動物たちが様々な方法を駆使して生き残ってきた世界で、生き残りのために絶対に必要な能力としての人類の知恵がどのようにうまれ、育まれてきたかについて解説がありました。人類の祖先が元々すんでいたアフリカのサバンナで、生き残りの感動から自信や好奇心、科学の方法がうまれたこと、生き残りの能力という視点からみた「錯視」と「美的センス」、モラルや自意識の始まりなど、私たちの知恵がどのように進化してきたのかについてお聞きいただきました。
　また、知恵の未熟さや不完全さ、人間らしさを排除した科学の進歩についてもふれ、様々な課題を抱える現代社会でどのように生きていくかについて、本学の建学の精神や先人の生き方もご紹介しながら受講者の方にも考えていただきました。