図書館公開講座 第3回「詩をどう読むか」を実施しました

2022年10月25日

10月12日(水)、図書館公開講座第3回「詩をどう読むか」を実施しました。
第三回目は詩の読解がテーマでした。
視点を変えることにより色々な解釈が生まれる詩は、読み取りが難しいと思えることも多いです。今回は、詩とはどういうものかを確認しながら、詩へのアプローチの仕方について学んでいただきました。
 
詩は表現が切り詰められているため解釈に幅が出ること、それでも解釈には根拠が必要であること、詩に無駄な記述はないことといったことの解説がありました。また、実際に吉野弘さんの詩や井上陽水、中島みゆき作品の歌詞などを取り上げ、どのような人物が登場しているか、登場人物はどのような心情か、作者はどのような立場か、感動の中心はどこか、詩がつくられた社会背景などに留意しながら読み取りをしていきました。
 
講座終了後のアンケートでは、より詩について考えることができた、こんな風に詩をとらえたことがなく新しい感覚だった、学生時代を思い出した、などのお声をいただきました。
 
次回の第4回は、「小津安二郎-世界の評価」をテーマに11月30日(水)に開催予定です。(申込受付はすでに終了しております。)