学生の皆さん

　　高田短期大学

学長　梅林久高

後期授業の開始に当たって

１　後期授業について　

　いよいよ後期授業が始まります。本日、９月３０日をもって新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言及び三重県緊急事態措置の期間が終了しました。これに伴い、後期授業は通常時間割・対面で行われます（詳細については別にお知らせします）。

　

　

２　新型コロナウイルスに苦しむ若者の増加

　若い皆さんは、自分たちは新型コロナウイルスに感染しにくいし、感染しても軽症ですむと思っているかもしれません。しかし、新型コロナウイルスが殆ど変異株（デルタ株）に置き換わった今、状況は大きく変わっています。感染する若者、重症化する若者が増加しています。軽症の場合でも、３８度を超える高熱や咳が２週間以上続くなど、つらい症状が出ます。嗅覚や味覚の障害、疲労感などの後遺症に苦しむ人もいます。

　実際、新型コロナウイルスに感染した人の中には、重症化し、人工呼吸器を装着することになった人もいます。味覚や嗅覚がなくなるなど、後遺症に苦しんでいる人もいます。

　また、ワクチン接種はコロナ対策に有効であり、感染しにくく、重症化もしにくいようです。しかし、「ブレイクスルー感染」が盛んに言われているように、ワクチンを接種したら感染しないわけではありません。

　今一度、自分自身が新型コロナウイルスに感染しない、自分の大切な人たちに感染させないためにどんな行動をとるべきか、考えてほしいと思います。

　

３　特に注意してほしいこと

　緊急事態宣言は解除されましたが、三重県リバウンド阻止重点期間（１０／１～１０／１４）が発出されています。緊急事態宣言が解除されたからといって気を緩めることなく、特に以下の点に注意して行動してください。

（１）manabaへの入力を忘れない

　毎朝、検温と健康チェックを行い、その結果をmanabaに入力してください。自身の健康管理のため、もしもコロナウイルスに感染した時に行動歴を明らかにできるようにするため、必ず行ってください。発熱や体調不良などの症状がある場合は外出を控えるとともに大学に欠席の連絡をしてください。従来どおり、事前に連絡があった場合は出席について配慮をします。

（２）食事は決められた場所で黙食を

　学内で最も感染のリスクが高いのはマスクを着用しない食事の時です。食事の際は必ず黙食をしてください。また、昼休みの食事は決められた教室、決められた席でお願いします。学内で感染者が出た場合、濃厚接触者や接触者を特定するため、周囲で誰が食事をしていたか、確認しなければならないからです。

　本当なら友だちとおしゃべりし、楽しく食事をしたいところです。しかし、コロナに感染しない・感染させないために、どうかご協力をお願いします。

　なお、学内、学外を問わず、「大人数や長時間となる飲食」は絶対避けるようにしてください。

（３）マスク・手洗い・ゼロ密を

　今まで皆さんが実行してきた①マスクを正しく着用する、②こまめに手洗い・手指消毒をする、③一つでも密（密接・密集・密閉）は避ける、ことは変異型ウイルスについても感染防止のために何より大切です。気を緩めることなく、取り組んでいきましょう。