(学生・教職員の皆さんへ)年末年始の感染症対策について

2020年12月23日

 新型コロナウィルス新規感染者の増加に歯止めがかからず、現在、国全体で1日の新規感染者数が3000人を超える事態となり、重症者の数も徐々に増加し、地域によっては医療崩壊の危険が現実のものとなっています。医療崩壊となれば、新型コロナウィルス感染症だけではなく、通常の病気に罹っている方も適切な医療が受けられなくなり、多くの命が危険に晒されることになります。

今、何としても、日本中の全ての人が協力して、これ以上の感染者の増加を防がなければなりません。そこで、12月14日、文部科学省からすべての大学等に対して「大学等における年末年始の忘年会・新年会・成人式等及び帰省の留意事項について」が送付され、新型コロナウィルス感染症対策分科会からの「提言」(別添ホームページ掲載)を学生及び教職員に周知して欲しいとの依頼がありました。

その内容は、次のとおりです。

(1) 忘年会・新年会等について

(できれば自粛することが望ましいが、行うなら)普段から一緒にいる人と、少人数(4人まで)での開催とすること。その上で、次の事項を守り、「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」を行うこと。

友人同士のパーティー(誕生会、クリスマス会等)及び食事会等においても、以下の事項を遵守し、特に長時間にならないように注意すること。

   ・ ガイドラインを遵守している飲食店を選ぶ(換気がしっかりなされていることが大切)。

   ・ 体調の悪い人は参加しない。

   ・ 座の配置は斜め向かいに(正面や真横は避ける)。

   ・ 会話するときは必ずマスクを着用。

   ・ 短時間で、深酒やはしご酒などは控え、適度な酒量で。(未成年は厳禁!)

   ・ お猪口やコップは使い回さず、一人ひとりで。

   ・ 宴会や酒席等でのアルバイトは、通常時以上に感染防止対策を行う。   

(2) 成人式について

成人式は、「三密」や「感染リスクが高まる『5つの場面』」が生じやすいので次の事項に注意すること。

   ・ 体調が悪い人は参加しないこと。

   ・ 会場やその周辺では密集しないこと。

   ・ 式典の前後には極力、飲食をしないこと。

   ・ どうしても飲食をする場合は、忘年会・新年会の工夫を行うこと。

(3) 初詣・カウントダウンイベントなど

初詣は、混雑する時期を避け、境内での三密や混雑を避け、マスク・手洗い・大声を出さない等の感染防止策を徹底すること。

(4) 帰省

本学の学生で対象になる人は少ないと思いますが、三密回避など基本的な感染防止策を徹底するとともに、高齢者等の感染につながらないよう注意すること。 

また、これまで行われていたGoToトラベル事業が1月11日まで全国で一時停止されることが決まり、感染拡大が著しい名古屋市や大阪市等については、すでに先行して一時停止が実施されています。

このことを踏まえ、12月15日、三重県知事から県民に対して、東京都、大阪府、名古屋市、札幌市には、不要不急の移動を避けること、また12月28日から1月11日までの間、県境をまたぐ不要不急の移動をできる限り控えること、さらには、最大限の警戒感を持って感染防止対策の徹底を行うよう依頼されました。

最大限の警戒感を持った感染防止対策とは、次の事項です。

(1) 体調に異常を感じたときは、必ず、自宅で静養すること

(2) 感染リスクが高まる「5つの場面」への最大限の注意を払うこと

(3) マスクの着用

(4) 「三密」の回避

(5) 帰宅時の手洗い・手指消毒・室内の換気、等

そこで、本学においても、皆さんに対して改めて上記の取組への最大限の協力をお願いするとともに、これまで以上に感染防止対策の徹底をお願いします。

つまり、①感染しないよう最大限の警戒感を持って行動すること、 ②仮に自分が感染していたとしても、絶対に他人に移さないように行動すること、の2点を常に心がけてください。

この感染症の特徴である「症状が出る前から人に感染させる危険があること」「自分の感染も含めて、誰が感染しているか分からないこと」に十分、注意してください。十代以下の方の重症化率は低いものの、長引く後遺症に苦しんでいる事例が報告されていること、特効薬がなく急激な重症化により死亡する人が日本で2,800人、アメリカでは30万人(12/18時点)を超える恐ろしい病気であることを、今一度、本学全体で再認識しましょう。

また、年末年始の休業中(12月26日~1月4日)に、自分または家族等が新型コロナウィルスに感染したり、濃厚接触者と判断された場合は、至急、学生はゼミ担当教員に、教職員は副委員長(または教学部長)に連絡をお願いします。

           

12月21日 高田短期大学新型コロナウィルス対策委員会